こんばんは！八咫渋谷店です。昨日のブログではお燗で楽しめる日本酒をご紹介してきましたが、お燗と一言で言っても温度によって呼び名が変わります。しかも、その温度によって、おいしさにも変化が。日本酒って、非常に繊細な飲み物なんですね。
一般的な呼び名と、適正温度はこちら。
- 熱燗：50〜55度
- 上燗：45〜50度
- ぬる燗：40〜45度
- 人肌燗：35度〜40度
この5度の温度帯のなかでも味わいが変化するなんて不思議ですよね。
一般的には日本酒は温度を上げていくことによって舌触りがなめらかになり、甘みや酸味、苦味のバランスが良くなり、「旨み」が生まれると言われています。より香りも感じやすくなりますよ。ただ、日本酒自体にしっかりとしたコクがないのに温めてしまうと、逆に味が薄くなってしまうんです。熱すぎるお燗はお酒の味と香りのバランスを崩してしまうので、ご注意を。
日本酒は嗜好品なのでお客様によってお好みの温度は様々ですが、純米酒の場合は、ぬる燗がおすすめ。ご自宅で飲むときなどは、その日の気分や、お料理に合わせて温度を変えてみるのもいいかもしれませんね♩
日本酒は、温めても、冷やしてもおいしく味わえる世界でも珍しいお酒。なかでも温めて飲むという飲み方は、日本の食文化のなかで生まれた独特なスタイルなんです。なんと古くは江戸時代から続いているそう。ぜひ自分好みの燗酒を探してみてくださいね。
今日も八咫渋谷店は絶賛営業中！皆さまのご来店をお待ちしております♩